災害が多い日本では、愛犬との避難方法も備えておきたいものですよね。
いざという時に愛犬をどうやって運ぶか悩む方も多いと思います。
我が家では、キャスター付きのペットカートやハードタイプのクレート、そしてリュックと、様々な移動グッズを持っています。
でも、災害が起きてマンションのエレベーターが使えない非常時に、体重6キロのベルくんとともに安全に避難できるかというと、どれも使えそうにありませんでした。
カートは階段では使えず…
クレートは重すぎて、片手で持ち運ぶ避難はツラい…
数年前に買ったリュックがなぜか小さい…
ベルが大きくなりすぎたのか?→はい、そうです 笑
そんな中、これなら良さそうかも!と思ったスリング型のキャリーバッグを見つけました。
さっそく購入してみたので、実際の使用感を書いてみたいと思います。
緊急時の避難に備えて安心のキャリーバッグ
今回購入したのはこちら。
サイズはMサイズで、幅48cm、高さ29cm、マチ幅17cm、重量はわずか800g。軽量ながら耐荷重は8kgまでと、小型犬から中型犬まで対応可能な設計になっています。
ベルは6kgなので、ちょうど良いサイズです。
本当は「ウォッシュブルー」というデニム素材のものが欲しかったのですが、品切れしていたので、カーキ色を買いました。デニム素材より200gも軽くてこれを選んでよかったです。
このキャリーバッグは、肩にたすき掛けできるスリングタイプなので、両手が空き、階段の上り下りもスムーズに行える点が気に入っています。防災面で安心感がありますね。
このキャリーバッグを選んだ決め手
持っていたリュックが窮屈になってしまったとわかり、大きめサイズのキャリーバッグを探していましたが、横幅が狭かったり、逆に広すぎて前で抱えられなかったり、価格が予算と合わなかったりと、理想のサイズと機能が揃ったものを見つけるのが大変でした。
このキャリーバックを選んだポイントは、
- 幅広のゆったりサイズ(Mサイズ)
- 肩ひもが太くて痛くない
- 底板がしっかりしている
- リュックより安価
1. 横幅がゆったりしている
幅広(幅48cm)の大きめサイズです。
胴長のベルがゆったり姿勢を取れるし、ポケットが多めについているのが便利。
ロゴもおしゃれ。
デザインは、デニムジーンズをイメージしているんだと思います。
2. 肩が痛くない幅広ショルダー
ベルは6キロもあるので重い!肩ひもが太くてしっかりしているスリングは助かります。
肩ひもは、私も主人も使えるように長さを調整できます。
太くてクッションが入っているショルダーが、このスリングの1番の魅力ではないでしょうか。
フカフカしてて肩に負担がかかりません。
クッションの厚みがこんなにしっかりあります。
ベルトが肩に食い込みにくく、長時間の使用でも負担が少なく快適です。
3. 底板の安定感
この底板も素晴らしいと思いました。
こんなに厚みのあるクッションになっています。ワンちゃんの座り心地も良いと思います。
裏側にはさらに板がついていて、クッションを支えてくれます。
ここまで理想的な設計になっているキャリーバックは他になかったので、嬉しい限りです。
もちろん、飛び出し防止ベルトも付いています。
巾着タイプのメッシュのフタもあります。(取り外しはできません)
普段は多分使わないと思いますが、わんちゃんが興奮した時にはメッシュがあると安心ですね。
4. リュックより値段が安かった
もともとは、別のリュックに買い替える予定でした。
ベルは体重が重くて胴も長いので、伏せができそうな幅の広いものを探していました。
リュックの候補は、
- マンダリンブラザーズ(W51×H39×D28cm)
- エアバギー(W47xH43×D25cm)
でした。
それぞれ2万円くらいします。
一方、今回買ったスリングタイプのキャリーバッグ(W48xH29xD17cm)は6千円程度。
当面様子を見るのに、ちょうど良いお手頃感がありました。
実際に使ってみての感想
最初はベルは警戒して入ってくれないかも…と心配していました。
でも、おやつを見せながら「いいね〜」って声をかけて遊ぶように近づけてみたら、あっさり入ってくれたんです!しばらくはバッグに慣れる練習をしました。
肩にかけてみて:想像以上の快適さ
いざ、ベルを中に入れて肩にかけてみると…これが予想以上に快適です。
ショルダー部分が幅広で柔らかいから、重さがすーっと分散される感じ。
6キロのベルを入れているのに、そこまで負担を感じません。
- 抱っこみたいに密着できる♪
- まるで抱っこしているみたいに体に寄り添う
- 愛犬も体温を感じられて安心している様子
- 階段も手すりをしっかり掴めて安心
- メッシュカバーの効果
- 外見が見えて意外とおとなしい
- 通気性もバッチリ
- 車や人通りが多い場所でも落ち着いていられる
- しっかり支えてくれる構造
- 底板がしっかりしていて安定感あり
- 横幅はゆったり
メッシュを被せてみた図(笑)
中から外が見えるのかな?
メッシュを被せても、おとなしくしていました。
気になったところ:正直な感想
使っていて「ここはちょっと…」と感じた点。
- 長時間使うときは要注意
- 6キロだと底板が少したわむ
- 30分くらい経つと、さすがに肩が疲れてくる
- スペースの使い方
- お座りはOKだけど、伏せはちょっと難しそう
- 座った状態だと、時々左右にずれちゃう
- 避難所での使い方
- 避難所でハウスの代わりにはならない
- 布製なので形が崩れやすい
- 移動用として割り切って使うのがベスト
底板の様子。少したわんでいるのがわかります。
短時間の移動にはぜんぜん問題ないけれど、長時間の使用となると疲れそうです。適度な休憩が必要だと感じました。
まとめ
正直なところ、最初は「本当に使えるかな?」って不安もありました。
でも実際に使ってみると、特に災害時の避難を考えている都会暮らしの私たちには、心強いアイテムですね。とにかく肩が痛くない!ラクちん!
キャリーバッグ自体も軽くて、さっと取り出せるのも良い点ですね。
ただ、体重の重いワンちゃんを抱っこするには、それなりにズッシリきます。もしかしてリュックタイプの方がいいワンちゃんもいるかもしれません。
同じように「もしも」の時の備えを考えている飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
Mサイズ(大きめです)
SDサイズ(少し大きめ、胴長の子向け)