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トイプードルの腰椎椎間板ヘルニア3度目で症状が悪化 ①

犬 椎間板ヘルニア 症状

日向で腰を温めるベル

腰の椎間板ヘルニアの症状が出てしまったベルくん(トイプードル4歳半)。これで3度目の発症ですが、今回はこれまでで一番つらい状況になりました。

腰の激痛や薬の副作用と思われる下痢、体調の悪化で入院治療し、退院後は自宅安静を余儀なくされました。

1ヶ月以上経った現在は、痛みも消えて元気に過ごしていますが、とてもかわいそうな状況でしたので、記憶が薄れる前に今回の詳細を記録しておこうと思います。

同じことを繰り返さないようにするため、反省を含めて強い思いを抱いています。

 

椎間板ヘルニアになったきっかけ

トイプードル 元気

元気な時のベル

ベルが初めて腰を痛めたのは子犬の頃でした。親戚の家で高いソファーからジャンプしたことが椎間板ヘルニアの原因だと思います。

私はベルがソファーから飛び降りたところを見ていませんが、家族から話を聞くと、ソファーは50cm以上の高さがあり、飛び降りた時にベルの様子がおかしかったとのことです。数日後、痛みでベルは動けなくなってしまいました。

2回目の発症は、ベルが3歳の夏に車で泊まりがけの旅行から帰宅した後でした。旅行中は、湖で泳いだり活発に動き回って楽しい思い出を作りましたが、その2日後に腰の痛みが再び現れました。

いずれの場合も、動物病院で処方された痛み止めのお薬(オンシオールとリリカ)を数日間飲んで改善して、その後は注意しながら普通に生活できていました。

 

3度目の発症(今回)

ある日の夕方、ベルが家でくつろいでいたパパの脚をぴょんと飛び越えた際に「キャン」と鳴いたのです。

その後、急速に状態が悪化しました。ベルは痛みのあまり震え出し、お座りしたまま全く動かなくなってしまいました。目に涙を浮かべ、これまでで一番痛そうにしていました。

思い返せば、その日の午前中、買い物に出かけた時に、ベルを縦抱っこして車の中を移動させたのが良くなかったのかもしれません。

 

3度目の発症 治療の経緯

椎間板ヘルニア オンシオール

鎮痛剤(オンシオール)

治療は、お守りがわりに持っていた鎮痛剤(オンシオール)を飲ませるところから始まりました。

4月15日(土)

  • 夕方:痛みが出る
  • 21時:鎮痛剤を飲ませる(オンシオール)

 

4月16日(日)

  • 14時:鎮痛剤(オンシオール)

痛みが取れて元気になり、食事と排泄もできました。

 

4月17日(月)

  • 7時:鎮痛剤(オンシオール)
  • 18時:鎮痛剤(オンシオール)

鎮痛剤の効果が徐々に薄くなり、夜には痛みで食事も水分も摂れなくなりました

オンシオールは原則1日に1回、連続3日間までとされているお薬です。

この段階でオンシオールを過剰投与したことになります。後日、獣医さんから注意されました。

 

4月18日(火)

痛みが治らず、動物病院へ行く。

  • 9時:処置を受ける
    1. レペタン(強い鎮痛/鎮静剤点滴)
    2. プレドニゾロン(ステロイド点滴)
    3. セレニア(副作用の吐き気を抑える点滴)
    4. 皮下点滴(水分補給)
    5. カテーテルで尿を排出
  • 10時から14時:家のカーペットの上で爆睡
  • 14時:軟便
  • 15時から深夜2時:自分のベッドで爆睡
  • 食事、水は拒否が続く

 

動物病院から帰宅後、あまりにもよく眠っているので心配になって体を触ると、呼吸が浅く低体温になっていました。その後もベルは意識が朦朧としており、何かあったら…と不安に駆られました。

一方、痛みによる震えはありませんでした。

 

4月19日(水)

再び動物病院へ行く。

  • 9時:処置を受ける
    1. プレドニゾロン(ステロイド点滴)
    2. 皮下点滴(水分補給)

 

前日に点滴で投与された鎮痛・鎮静薬の「レペタン」の作用で朦朧としてしまったため、獣医師の判断により、この日はレペタンの投与を見送ることになりました。

点滴の後は、プレドニゾロン(ステロイド)の「錠剤」が処方され、自宅で投薬してしばらく様子を見ることになりました。

痛みによる震えはなく、帰宅後はおしっこできました。

大好きな牛肉を少し食べ、サヤというおやつも少々。

ただ、宅急便が来ても吠えることなくおとなしい様子で、元気がありませんでした。

 

4月20日(木)

朝、腰の痛みはかなり楽になっているようでしたが、今度は下痢が始まってしまいました

  • 7時半:軟便(粘膜の様なものが混ざる)
  • 8時半:家でプレドニゾロンを飲む(錠剤を牛肉に包んで)
  • 9時半:ひどい水下痢が始まる

昼前に再び動物病院に行くことにしました。

次の記事へ続く…。

 

 

投薬について

プレドニゾロン(ステロイド)は、鎮痛にとても効果がありました。

一方で、同時に投与されたレペタン(鎮痛/鎮静薬)の点滴は要注意。今後は使用しない旨を獣医師と確認しました。鎮静作用が効きすぎて、呼吸が極端に浅くなり低体温になってしまい不安がつきまといました。

また、自宅で飲ませることができるオンシオール(鎮痛剤)は即効性がありますが、投薬は3回を限度にしましょう。動物病院がお休みだったり夜間などの緊急時のお守りとして使う分には良いですが、継続使用は胃腸に負担がかかり良くないそうです。

 

ここまでのまとめ

犬 ヘルニア 痛み

痛みに耐えるベル

椎間板ヘルニアの3回目の発症。手持ちの鎮痛剤で痛みが取れず、3日経過後に動物病院に行きました。

振り返れば、様子を見ずにもっと早く病院に連れて行けば良かったと反省しています。

 

反省→学び

  • 症状が出たら、できるだけ速やかに動物病院に相談する
  • オンシオールの投薬は3回を限度にする
  • 椎間板ヘルニアを1度でも経験したら、日頃の生活には十分に配慮する

ヘルニアの症状が出たら、できるだけ早めに獣医さんに連絡するべきでした。過去に鎮痛剤を飲ませてしのぐことができたとしても、症状次第では別の治療をした方が良い場合があります。

椎間板ヘルニアを持っている場合、たとえ症状がなくても日頃の生活には十分に配慮しなくてはなりません。

「痛みがない = 治った」わけではないのです。

 

犬 椎間板ヘルニア 治療

動物病院で診察を待つ

 

治療のおかげで、ベルくんの腰痛はほぼ消えているようでした。

しかし、この後、想定外の事態になってしまいました。次回に続きます…。

 

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