上野公園にある国立科学博物館の「大地のハンター展(特別展)」「地球館(常設展)」の次は、いよいよ最終編「日本館(常設展)」について書いてみます。
一日で全部まわるのは大変だったので、事前のプランニングは必要だと思いました(笑)
国立科学博物館 日本館へ
地球館から日本館へ移動するにはいったん地下1階へ降ります。
日本館 地下1階
さっそく日本館でのお目当ての施設へ行ってみましょう。
シアター360
日本館で是非行っておきたいのが地下1階にあるシアター36○(さんろくまる)。愛・地球博から移設されたシアターです。
(写真がなくてすみません)
ドームの内側すべてが360度のスクリーンになっていて、映像を見ながら臨場感と宙に浮いているようなふしぎな感覚を覚えます。
上映時間は7分間と短めで、先着順・入替制で繰り返し上映されています。座席なしの立見。
立ってダイナミックな映像を見ていたらクラクラしてしまい座り込んでしまいました。
シアター内は映像の明かりで真っ暗にはなりませんが、乗り物に酔いやすい方は酔ってしまうかも。ご注意くださいね。
定員は20名。10分間隔で上映されていて平日はほとんど並ぶことはないそうです。週末に混雑する場合は上映間隔を少し短めにして運営されます。
楽しいアトラクションなのでおすすめです!
シアターを出てフロアマップを確認。すでに特別展と地球館を堪能してきた私はエネルギーが切れてきました。
くじらカフェ
と、ちょうどいいタイミングでくじらカフェというカフェスペースを発見!
ちょっとした飲食ができるカジュアルなカフェで、ビーフカレー(700円)、焼きそば(500円)、おにぎり(1個200円)などの軽食や、ソフトクリーム(390円)があります。
お手頃価格が嬉しいですね。
くじらカフェの向かい側には持ち込み飲食可能なフリースペース(ラウンジ)があります。お弁当を作ってきたならランチをここで食べるのもおすすめですよ。
飲み物の自動販売機があったので、私はここで一休みさせていただきました。
カフェの向かい側にはミュージアムショップもあります。
日本館のクラシカル建築
階段で3階へ上がり展示室に足を進めると、日本館が重厚でとても美しい建築物であることに驚きました。
建物の中央部分が吹き抜けのホールになっていて、ステンドグラスから柔らかい光が差し込みます。
1931(昭和6)年に建てられたネオ・ルネサンス様式の建物で、国の重要文化財に指定されています。
白壁のドーム、素晴らしいです。
国立科学博物館(日本館)がこんなに美しい建物だとは外観からではわかりませんね。しばらくうっとり眺めてしまいました。
日本館 3階(日本列島の生い立ち/日本列島の素顔)
日本館の3階です。
フタバスズキリュウという約8,500万年前に日本近海に生息していた首長竜の標本がありました。
首がめちゃくちゃ長い!頸椎症が心配になりました(それ私)。
最大級のアンモナイトの化石です。
なんとなく愛犬のベルが丸まって寝ている姿を思い浮かべてしまいました(笑)
日本に落下した隕石の展示。結構大きめの隕石があってこんなの降ってきたら…と思うとゾッとします。
きちんと収集されてこうやって展示されているのが興味深いです。
日本館は階段も美しい。階段に使われている石の中にアンモナイトの化石が紛れ込んでいるらしいです!気づきませんでした。
日本館 2階(生き物たちの日本列島)
DNAが明かす生物史のコーナーには大きなヒグマがいました。
もうこの辺りになると体力の限界に来ていたので、今回は帰ることにしました。中途半端でごめんなさい。
ちなみに一階の企画展示室では、ご生誕120年記念企画展「昭和天皇の生物学ご研究」が開催されていました。
次回はもっと時間をかけて常設展だけゆっくり観に来ようと思います。
日本館 出口
もうろうとしていたのか出口がわからなくなってしまい、1階の係員の方に伺ったところ「出口は地下一階です」と教えていただきました。
一度ここから出ると再入館できませんが、一ミリの迷いもなく出口へ向かったのでした(笑)
そして、日本館の出口を出ると…
でーん!シロナガスクジラのオブジェ。全長30mもあるんですよ!

そうか!最後はここに出てくるのね。
この最後のお楽しみに余力をとっておくのも良いかと思います。
日本館 感想まとめ
国立科学博物館は企画展が注目されがちですが、常設展もとても見応えがあります。
とくに日本館は大人がじっくり時間をかけてまわるのもいいと思いました。
展示物はもちろんのこと建築が美しい!もっと隅々まで見てまわりたいです。
お子さんならシアター360、フタバスズキリュウ見せてあげたいし、地球館に比べるとコンパクトで空いているので落ち着いて過ごせます。
国立科学博物館のレポートはこれで終わりです。ご覧くださりありがとうございました♪
【公式HP】国立科学博物館

