上野公園にある国立科学博物館といえば、子どもたちに大人気のスポット。
大人の私が行っても楽しめるの?と疑問だったのですが、
実際に行ってみると想像以上楽しくて、あまりの素晴らしさに圧倒されました。
今回は特別展「大地のハンター展」を観覧した後、「地球館(常設展)」を訪れた時のレポートです。
国立科学博物館 地球館(常設展示)
国立科学博物館 常設展示のメイン会場は、「地球館」といっても過言ではありません。
地球館は、なんと地下3階から地上3階 + 屋上まである巨大な施設。
地球館の入り口の前には、ロッカーやベビーカー置き場がありました。
ここに荷物を預けて身軽になってまわるとラクだと思います。
館内はとにかく見どころ満載でとても広いですから。
ちょうどエレベーターがあったので、まず最初に3階へ直行。
そのあと屋上のハーブガーデンを見学してから、順番にエスカレーターで下の階へ降りて行きました。
地球館 3階 大地を駆ける命
地球館で真っ先に3階へ行ったのは大正解!!
大型の野生動物のはく製がずらり並んでいました。
特別展に勝るとも劣らない大迫力は想定外。
特別展のチケットがあれば常設展はそのまま観覧できるので、時間を取ってぜひ足を運んでみてください。
さまざまな哺乳類のはく製が、ガラス越しに見学者の方を向いて立っているんです。
ジーッと見られてる感じが、また楽しい!
透明ガラスの下には、シカに似たウシ科の動物たち。
かわいらしい眼差しでこっちを見ています♪
ライオンさんも迫力満点(でもやさしい顔だね)。
照明で顔が白く浮かび上がったパンダ(お化け〜みたいなライトアップがちょっと怖いけど)。
20年以上前、上野動物園にいたフェイフェイ(左)と子どものトントン(右)の剥製なんですよ。
さらに奥に進むと「親と子のたんけんひろば コンパス」というエリアがあります。
アスレチックのような構造になっているのでしょうか。楽しそうです。
主に4~6歳の子どもとその保護者を対象とした展示室。
この日は残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のため閉室されていました。
地球館 2階(科学技術で地球を探る/科学と技術の歩み)
地球館2階のテーマは宇宙と科学。
「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子を光学顕微鏡で観察したかったのですが、こちらもコロナ感染症予防対策で休止中でした。
世界ではここでしか観察できません
初めて海外に輸出された日本車「オートモ号」の復元。オシャレなデザインですね。
日本人の発明として、高性能の自動織機も展示されていました。
科学技術で地球を探るコーナーは、残念ながら閉鎖中でした。
地球館 中2階(レストラン ムーセイオン)
中2階(M2F)には、上野精養軒の国立科学博物館店「ムーセイオン」というレストランがあります。
国立科学博物館内でランチを食べるならココです!
レストランからは、地球館1階のクジラの骨格標本を眺めながらランチを楽しむことができます。
なんて贅沢なんでしょう!
メニューを見てみると、特別展の大地のハンター展記念ワンプレート(1500円)ムーセイオンプレート(1280円)はボリューム満点!
人気のハヤシライス(800円)もあります。上野精養軒の支店だけにどれも美味しそう♪
コーヒー(390円)、クリームソーダ(490円)などのソフトドリンクはもちろん、生ビール(700円)やグラスワイン(500円)も飲めるのは驚き(嬉しい)です。
地球館 1階(地球史ナビゲーター/地球の多様な生き物たち)
地球館1階の系統広場
大きな動物の骨…(この辺りになるとちょっと疲れてきました)
肝心の「地球ナビゲーター」の写真を撮りそびれて、そのまま素通りしてしまったのか!?
(いや、スクリーンは写真撮影は禁止だったから?多分… 笑)
「地球ナビゲーター」は、この地球館の展示全体をつなげるシンボルゾーンで、アニメーションの上映をしています。
地球館 地下1階(地球環境の変動と生物の進化)
地球館の地下一階は「恐竜の謎を探る」がテーマ。
ここは絶対外せません!!
恐竜に興味のある男の子が大興奮しそうなエリアです。
ティラノサウルス・トリケラトプス・ステゴサウルスなど、今にも動き出しそうな迫力満点の恐竜たちの復元骨格を見ることができます。
地球館の地下一階部分のほとんどは、特別展のスペースになっています。
そのぶん常設展示のスペースはコンパクト!楽しくて見やすくてお子さん連れにぴったりです。
地球館 地下2階(地球環境の変動と生物の進化)
ここでは地球館 地下一階「地球環境の変動と生物の進化」の続きを見ることができます。
鉱物や隕石がずらりと展示されていました。
三葉虫!この三葉虫に夢中になっている小さな男の子がいました。
彼のストライクゾーンだったのでしょうね。
ここにも巨大生物の骨が展示してあります。
大型哺乳類たちの化石やマンモスハウスを見ることができます。
46億年前に地球が誕生して、本当にこのような生物が実在していたなんてやっぱり信じられません。
人類の進化も見ることができますよ。
地球館 地下3階(自然の仕組みを探る)
地球館の地下3階は、宇宙と科学について知ることができるフロア。
小さなお子さんよりも、もう少し年齢が高い中高生レベルかもしれません。
実際に使われていた屈折赤道儀。
この天体望遠鏡は、15年くらい前までこの博物館の天体ドームで観測に使われていたそうです。
アポロ11号とアポロ17号が持ち帰った月の石や、ノーベル賞受賞者の研究についての展示などもあります。
地球館 屋上(ハーブガーデン&スカイデッキ)
お天気が良ければ屋上のハーブガーデン、スカイデッキはとても気持ちがよくて、上野の森を一望することができます。
ハーブガーデンのベンチに座って一休み。
かはく内で飲食ができる数少ないエリアなので、一息つくのにピッタリな場所です。
さまざまなハーブが植えてあり、とてもいい香りが漂っていました。
まわりに誰もいなければ、マスクを取ってハーブの匂い思いっきり嗅いでみましょう!
こちらのスカイデッキはとても見晴らしがよさそう。残念ながらコロナ対策で閉鎖中でした。
地球館は以上です。
常設展示だけでも十分すぎるほど楽しめます
ただ、全部見てまわろうと思うとかなりの体力が必要だということがわかりました。
すでに特別展を見てきたのでヘトヘトです〜。でも楽しい!
さて、次は気合を入れ直してお隣の日本館へ移動です!国立科学博物館、ほんと広いですね〜。
↓続く…
【公式HP】国立科学博物館